太陽光発電でビルの屋上や壁面を有効活用!|事例や導入メリットを解説

脱炭素社会に向けた取り組みとして、事業所の屋上に太陽光発電システムを設置し、発電した電気を事業に使用する「自家消費」が注目されています。

多くの人が集まり活動するビルにおいても、太陽光発電の導入事例が増えてきました。そこでこの記事では、おもに以下のような内容について解説します。

  • ビルへの太陽光発電導入が増えている理由
  • ビルの屋上や壁面に太陽光発電を導入するメリット
  • ビルに太陽光発電を導入した事例

ビルオーナーや自社ビルを持つ経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

太陽光発電が自社ビルの屋上活用として有効な時代

これからは、自社ビルの屋上を有効活用する方法として、太陽光発電の導入が進んでいくでしょう。

昨今は、地球温暖化の影響とみられる異常気象が世界的にみられるようになり、地球温暖化の要因となるCO2(二酸化炭素)の排出削減が世界共通の課題となっています。

CO2排出削減のためには、再生可能エネルギー、とりわけ太陽光発電の普及が不可欠です。

この流れをうけ、近年は企業が太陽光発電システムを導入する流れが加速しています。自社ビルの屋上や壁面で太陽光発電を導入して脱炭素社会へ貢献することは、CSRやSDGsへの取り組みとしても評価されます。

壁面設置の事例も出始めている

太陽光発電の壁面設置

(画像引用元:外壁・窓で発電する外装システム「T-Green® Multi Solar」を開発|大成建設)

本来、企業が太陽光発電システムを導入する際は、屋根や屋上の面積が広いほうがたくさんの太陽光パネルを載せられるため、工場や倉庫のような建物が相性が良いとされています。

一方、階数の多いビルの場合、屋上のスペースだけでは太陽光パネルがあまり乗せられなかったり、太陽光パネルを設置できる高さに制限があったりというケースがあるため、導入しにくいイメージが先行していました。そこで出てきたのが、壁面に太陽光パネルを設置する方法です。

ソリッドタイプ
太陽電池が外壁に実装されているタイプです。電極線が見えないように作られており、外観を損なわずに導入できるほか、耐久性も確保されています。
シースルータイプ
窓へ導入できるよう、透明性が高く作られているタイプです。両面で発電できる薄型の太陽電池をガラスの素材で挟んでいるため、発電効率と透明感を両立しています。

このような太陽電池が開発されたことで、屋上スペースが狭い縦長の形状のビルでも太陽光発電システムの発電効率を保つことが可能になるため、さらに導入が進んでいくでしょう。

※発電効率や費用の面を考慮し、現状では当社にて壁面設置型をご提案しておりません。今後、価格面で導入しやすい状況となった際は1つの選択肢としてご提案できるよう対応して参ります。(2022年8月時点)

(参考:「発電するガラスファサード」を大成建設とカネカが開発|日経クロステック)

自社ビルに太陽光発電を導入するメリット

自社ビルに太陽光発電システムを導入するメリットを紹介します。

電気代削減に繋がる

自社ビルに太陽光発電システムを導入すれば、電気使用量の一部をまかなえます。そのため、電力会社から購入する電気の量が減り、電気代が削減できます。 

また、電力会社から購入する電気量に応じて課金される「再エネ賦課金」や「燃料費調整額」も削減できます。

設置する場所の条件や規模によっても変動しますが、ハウスプロデュースの事例では設置前に比べて30%以上の電気代削減が見込まれているケースもあります。

関連記事:【電気代の税金】上がり続ける再エネ賦課金とは|太陽光発電で負担を軽減

関連記事:燃料費調整額が高騰!制度の内容・値上がりの要因・電気料金との関係

脱炭素の取り組みによってブランド向上やESG投資による資金調達が期待できる

ESGとは「環境=Enviroment、社会=Social、企業統治=Governance」の略称です。最近は業績だけでなく、こういった社会的な取り組みを重視して投資を行う動きが強まっています。

脱炭素を意識した経営は「なんとなくイメージが良い」から「脱炭素の取り組みに積極的であることが投資の重要な基準となる」という段階に移っているのです。 自家消費型太陽光発電は、温室効果ガスの排出削減に繋がりますので、ESG投資が主流の時代ではプラスに働くでしょう。

大手企業と中小企業のビジネス機会創出

これまで、脱炭素に関する取り組みは「RE100に加盟するような大手企業がするもの」というイメージがありました。しかし、近年は大手企業が自社だけでなくサプライチェーン全体での脱炭素化を目指すケースが増えています。

実際に、トヨタ自動車やAppleなどの大手企業が、取引先の脱炭素化を促す動きを見せています。

今後そういった企業が増えてくれば、太陽光発電によって脱炭素経営を推進していることがビジネス機会の創出という意味でもメリットとなるでしょう。

SDGsの取り組みに繋がる

近年よく耳にするSDGsには、持続可能な社会を実現するために17の目標が設定されています。そのなかには「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や「13.気候変動に具体的な対策を」といった環境に関わるものもあります。

太陽光発電の導入は、SDGsのなかでも環境に関する目標に貢献できるといえるでしょう。

非常用電源として活用が可能

日本は地震や台風など、自然災害が起きやすい国です。そのため、非常時の事業への被害を最小限にとどめ、早期に復旧するための計画を策定する「BCP対策」が大切です。

自家消費型太陽光発電があれば、停電時でも一定量の電気を確保し(*)、最低限の事業所機能を維持できるため、BCP対策の一環として役立ちます。 蓄電池を併用すれば、雨天時や夜でも電源が確保でき効果的です。

(*停電時に発電可能なシステムを導入した場合)

太陽光発電でわからないことがあればお気軽にご相談ください!

「導入コストや回収年数は?」「どれくらいのメリットがあるの?」「どんな補助金が使えるの?」「自社でも導入可能か?」など
どんな些細なことでも構いません! ハウスプロデュースまでお気軽にご相談ください!

0120-751-126 (平日9:00~18:30)

ZEBの実装には太陽光発電が必須といえる

太陽光発電システムは、今後の普及が確実な「ZEB(ゼブ)」には欠かせない設備といえます。

ZEBとは「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称で、過ごしやすい空間を維持しつつ、建物で消費する一次エネルギーの収支ゼロを目指す建物です。

ZEBのイメージ

(画像引用元:ZEBとは?|環境省ZEB PORTAL(ゼブ・ポータル))

建物内でさまざまな活動をする以上、消費エネルギーをゼロにはできません。しかし、省エネ対策や高断熱化などで消費エネルギーを減らすと同時に、エネルギーを作り出す「創エネ」ができれば収支はゼロが現実的になります。

ビルの「創エネ」には太陽光発電が欠かせません。太陽光発電は再生可能エネルギーの中では比較的場所を選ばずに設置でき、技術的にも汎用化が進んでおり導入しやすいからです。

ZEB化を目指すビルに太陽光発電を設置する場合、補助金が受けられる制度がありますので、利用できれば費用面でもお得に導入できます。

関連記事:ZEBネット・ゼロ・エネルギー・ビルとは?|メリットや補助金を解説

ビルへの太陽光発電システム導入事例

実際に、ビルへ太陽光発電を導入し、再生可能エネルギーを活用している事例をみていきましょう。

壁面設置で効率よく発電しているビル

壁面設置で効率よく発電しているビル

(画像引用元:【日本最大級・ソーラーパネルビル】岡山市の旭電業第二本社ビル、東と南の全面が太陽光パネル|建設通信新聞)

電気工事を手掛ける「旭電業」の第二本社ビル(岡山市)は、東面と南面の全面に、シースルータイプの太陽電池パネルを設置しています。 屋外への視界を確保しつつ、太陽光による発電効率を高める「窓設置」のタイプです。

太陽光発電の機能に加え、遮熱・断熱・紫外線カット・結露防止などの機能があります。

超高層タワーへの壁面設置事例

超高層タワーへの壁面設置事例

(画像引用元:横浜ダイヤビルディング|三菱倉庫株式会社)

横浜駅東口にある高さ160メートルの超高層タワー「横浜ダイヤビルディング」。こちらも外壁面に日本最大級の建材一体型太陽光発電システムを搭載することで、再生可能エネルギーを活用しています。

さまざまな省エネ設備と組み合わせRE100を具現化したビル

さまざまな省エネ設備と組み合わせRE100を具現化したビル

(画像引用元:電力を自給できるオフィス|環境配慮商品/事例|環境への取り組み|サステナビリティ|大和ハウスグループ)

大和ハウスグループは、事業に使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す「RE100」に加盟しています。

同グループの事業所「大和ハウス佐賀ビル」は、太陽光発電と蓄電池を併用した電力自立システムを導入し、RE100の取り組みを具現化する形となっています。

ほかにも、太陽熱・井水を利用した空調システムや、エネルギーを適正に制御するシステムなどを組みわせています。 この取り組みにより、以下のような成果を生んでいます。

  • 同規模のオフィスビルに比べて年間で約600万円の電気代削減
  • 太陽光発電と蓄電池により、停電時でも自立して電気が使える
  • 該当オフィスのZEB化を実現

関連記事:RE100とは?加盟する企業のメリット

災害に強く環境にも配慮したZEB化を進めるビル

災害に強く環境にも配慮したZEB化を進めるビル

(画像引用元:災害対策と働き方改革を見据えたZEB改修|環境省ゼブ・ポータル)

熊本県熊本市のしらさぎホールディングス株式会社の「白鷺電気工業株式会社 本社ビル」は、2016年の熊本地震をきっかけとして「災害に強いビル・ZEBの導入・働き方改革」の3つのコンセプトを掲げて施工(既設改修)が行われたビルです。

こちらのビルでは地中熱利用換気システム・外断熱・Low-E複層ガラス・直流配電システムなどの設備で一次エネルギー削減率54%を達成し、さらに太陽光発電の導入によって創エネを含んだ一次エネルギー削減率も75%を達成し、Nearly ZEBに認証されています。

ハウスプロデュースによるビルへの太陽光発電設置事例

太陽光設置お任せ隊を運営する株式会社ハウスプロデュースでも、自社ビルへの太陽光発電システム導入のご相談を多数いただいております。導入事例として、1件ご紹介します。

オンサイトPPAを活用した自社ビルへの導入

ハウスプロデュースでは、中小規模の施設への「オンサイトPPA」による太陽光発電システム導入実績も多数手掛けています。

株式会社石竹 様 (本社ビル)

自社ビルへのオンサイトPPA

本案件では、本社ビルの屋根(約170㎡)のスペースを活用した「オンサイトPPA」での太陽光発電システムを導入しました。

オンサイトPPAは、第三者保有ともいわれており、自社ビル・事業所の屋根などソーラーパネルを設置できるスペースを第三者に提供することで、設備導入にかかる初期費用を負担せず、ソーラーパネルで発電した電気を自社施設で活用できる仕組みです。

ハウスプロデュースでは、オンサイトPPAの導入方法以外にも、初期費用0円で太陽光発電システムを導入していただけるスキームをご用意しております。下記の記事ではその仕組みやメリット・デメリットの比較も解説しております。

まとめ

ビルへの太陽光発電システム導入は、近年の社会的要請となっている脱炭素に取り組むだけでなく、コスト削減や社会的な評価の向上としてもメリットがあります。政府としてもビルへの太陽光発電導入を推進していくため、補助金制度があるのも魅力です。

ビルのオーナーや自社ビルを持つ経営者の方は、これからの時代に即したビルの運営に向けて、太陽光発電の導入を検討してはいかがでしょうか。

太陽光設置お任せ隊を運営している「株式会社ハウスプロデュース」は、累計5,000件以上の太陽光発電システム施工を経験しており、そのノウハウを活かしてお客さまごとの条件に最適な設計を追求しております。

無料シミュレーションや、使用できる補助金・税制の調査サポートも行なっております。ご興味がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

太陽光発電でわからないことがあればお気軽にご相談ください!

「導入コストや回収年数は?」「どれくらいのメリットがあるの?」「どんな補助金が使えるの?」「自社でも導入可能か?」など
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 執筆者
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太陽光設置お任せ隊編集部
太陽光発電及び屋根工事のプロとして全国で5,000件以上の産業用太陽光発電の企画・設計・施工管理を手がける太陽光設置お任せ隊の記事編集チーム。豊富な実績より培ったノウハウと専門家からの取材に基づいた情報を初めての方でも分かりやすくお伝えします。現在、第一種電気工事士・宅地建物取引士・一般耐震技術認定者・エネルギーマネジメントアドバイザー等有資格者が在籍。
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