企業向け太陽光発電の工事に関する資格・期間・費用を解説|ハウスプロデュースへ依頼するメリットも紹介
「自社で太陽光発電の設置を考えているけど、しっかりした工事が行われるのだろうか…」
こういった不安を抱えている経営者・設備責任者の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
自社の建物へ太陽光パネルをのせるためには、高度な技術や知識が必要になります。この記事では、太陽光発電の工事に必要な資格や、期間・費用についてお伝えします。
また、当社・ハウスプロデュースの太陽光発電工事の特徴もお伝えしていきます。ぜひ最後まで参照ください。
目次
太陽光発電の工事に関連する資格

太陽光発電の工事には、専門的な作業が必要になるため、設置工事や保守管理は有資格者が行う必要があります。電気設備に関わるおもな資格を挙げていきます。
電気工事士
会社のビル・商業用施設・一般住宅など、建物の電気設備工事を担うことができる国家資格が「電気工事士」です。電気工事士には第一種と第二種があり、対応できる規模が異なります。
- 第二種:600V以下の工事が可能
- 第一種:第二種の範囲に加え、最大電力500kW未満の工場やオフィスビルの工事が可能
電気主任技術者
「電気主任技術者」は、発電所・変電所・工場・ビルなどの受電設備の配線や、電気設備の保安管理を担う国家資格です。
電気主任技術者には、第一種・第二種・第三種があり、種類によって管理できる規模が異なります。
電気主任技術者と太陽光発電設備の関係|資格の種類と監督範囲を解説
認定電気工事従事者
先述した「電気工事士」について、第一種電気工事士は実務経験がなければ免許が交付されません。しかし、第二種電気工事士は実務経験がなくても免許が交付されます。また、第二種電気工事士は住宅や店舗など600V以下の受電設備の工事しか行えません。
そのような第二種電気工事士の方でも、工場やビルなどの建物の電気工事ができるようになるための資格が「認定電気工事従事者」です。
太陽光発電の設置工事の流れ

太陽光発電の設置工事の内容と大まかな流れは、以下のとおりです。
- 現地調査:太陽光発電の専門スタッフが現地に伺い、屋根や建物の状態を確認します。
- 見積もり:見積もりの提案書や、太陽光パネル設置のレイアウトをお渡ししご提案します。
- 工事依頼:太陽光発電事業者から工事業者への相談・見積もりの連絡。
- 工事着工:太陽光発電事業者からの依頼に基づき、工事業者が太陽光発電設備の設置工事を行います。
- 売電用メーター取り付け:設置工事後、電力会社が売電用メーターを設置します。(※制度を使って売電する場合)
- 系統連携:工事完了後、電力系統と連系します。
太陽光発電工事の内容
太陽光発電工事の大まかな内容をご紹介します。
建物の屋根に太陽光パネルを設置する場合、最初にレイアウトに合わせて線を引きます(墨出し)。次に架台を設置するための穴を空け、コーキングという防水処理を施します。そして、太陽光パネルをのせる架台を取り付けます。
架台の取り付けが終わると、太陽光パネルを設置します。太陽光パネルの設置工事が終わったあとは、配線やパワーコンディショナーの設置など電気工事を行って完成です。
太陽光発電工事にかかる期間
太陽光発電工事の着工から完工までの期間の目安は、以下のとおりです。
AC容量 | 着工から完工までの目安期間 | 設置場所の例 |
---|---|---|
10kW未満 | 2日から3日 | 小規模オフィスや住宅 |
100kW | 2週間から3週間 | 工場や店舗など |
250kW | 4週間から6週間 | 大規模な工場や商業施設など |
自社の状況や設置する規模などを踏まえながら、いつごろから工事を依頼するのか逆算して導入を検討するのがよいでしょう。
太陽光発電工事にかかる費用
経済産業省の資源エネルギー庁の資料によると、2020年に設置された事業用太陽光発電(10kW以上)の工事費の平均は、7.0万円 / kWでした。
設備費用全体の平均値は25.3万円 / kWですので、全体の約28%を占めることになります。 (※10kW以上全体の平均値であり、規模によって単価は前後する可能性があります)

(画像引用元:資源エネルギー庁|令和3年度以降の調達価格等に関する意見)
ハウスプロデュースにお気軽にご相談ください
無料今だけ【2023年版】補助金一覧ブック プレゼント!
太陽光発電工事で起こりうるトラブルとその対策

太陽光発電で起こりうるトラブルと、その対策・保証・補償をお伝えします。
工事関連のトラブルと補償
- 設置後の雨漏り
- 工事の瑕疵で会社の設備が破損する
- 工事の瑕疵により事業所が営業停止
- 工事の瑕疵により従業員が負傷する
たとえば上記のようなトラブルが想定されます。こういったトラブルに対応するため、基本的にどの業者も「自社責任施工補償」を設けています。
製品自体のトラブルに対する保証
- 製品保証:製品そのものの不具合による故障がみられた場合、メーカーが修理・交換を行います。
- 品質保証:太陽光パネルなどの性能がメーカーの基準値より低下した場合、修理・交換を行います。
自然災害によるトラブルに対する補償
自然災害による被害を補償します。当社の場合の補償内容は、以下のとおりです。
- 対象事例:火災・破裂・爆発・落雷・風災・水災・建物外部からの衝突・雹災・雪災・盗難
- 対象となる設備:太陽電池モジュール・パワーコンディショナー・接続箱・架台・遠隔監・機器(表示機器)・出力抑制機器・ユニット・その他の付属品
(※地震・津波・噴火・戦争・テロなどは含まれません)
(※補償の可否に関する判断は保険会社が行います。)
ハウスプロデュースの工事の特徴
太陽光設置お任せ隊(運営:株式会社ハウスプロデュース)の工事面の特徴をご紹介します。
設置場所の条件に最適な設計
太陽光発電の導入において、工事はもちろん大事です。そして、工事と同じくらい設計の能力も大切です。
ハウスプロデュースは、建物の条件に合ったキュービクルやパワーコンディショナーの位置・影の入り方・設備に相性の良い製品選びなど、設計面にも力を入れています。
お客さまによっては、発電効率の良い組み合わせが見つかるまで繰り返しシミュレーションを繰り返すなど、最適な設計を作ることにこだわっています。
関連記事:自家消費型太陽光発電で損しない見積もりのポイント|当社のシミュレーション作成の流れも解説
高度な技術を必要とする工事にも対応

当社は創業から28年、太陽光発電設備の工事において5,000件以上の施工を経験してまいりました。
自家消費型太陽光発電のように、高度な技術を必要とする工事にもしっかり対応いたします。当社は、野立てや建物への設置を含めさまざまな案件を経験してきたことで、電気工事のノウハウが蓄積しており、特別な処理や工事が必要となる場合でも柔軟な対応が可能です。
屋根工事の経験も豊富

自家消費型太陽光発電の導入は、基本的に建物の屋根に設置となります。そのため、建物の構造や屋根にかかる負荷を考慮した設計が必要です。
当社は、創業当初は屋根修繕・リフォーム事業を行っていた経験があり、屋根や建物の構造を熟知しています。経験豊富な職人が、屋根の状態も診断しながら安全な設計・工事を行います。
まとめ|太陽光発電の工事は施工力がカギ
太陽光発電の工事、とくに建物への設置には専門的な技術が必要になります。そのため、電気工事士のような国家資格取得者がいて、経験豊富な業者や職人へ依頼することが、安全な備導入の近道といえるでしょう。
太陽光設置お任せ隊(運営:株式会社ハウスプロデュース)は、屋根と太陽光発電の双方において、設計・工事の高度なノウハウを蓄積している数少ない企業だと自負しております。
事業用太陽光発電の導入を検討している方は、お気軽に一度ご相談ください。私たちは丁寧なヒアリングを行いながら、お客さまにとって最適な設備導入をサポートいたします。
ハウスプロデュースにお気軽にご相談ください
無料今だけ【2023年版】補助金一覧ブック プレゼント!