【2025年度最新】法人向け太陽光発電の補助金情報まとめ

2023年9月4日、各省庁より2024年度(令和6年度)の補助金事業に関する概算要求が発表され、太陽光発電関連の補助金情報も公開されました。

経済産業省の「需要家主導補助金」や環境省の「ストレージパリティ補助金」など、これまで展開されていた補助金が2025年度(令和7年度)も継続される見込みです。

これらの代表的な補助金以外にも、2025年度の太陽光発電関連の補助金情報が公開され次第、随時更新していきます。

※本記事の情報は、2023年9月時点で公表されている2025年度(令和7年度)の補助金の概算要求に基づいています。

2025年度も補助金予算額は増加の見込み

例年、太陽光発電に関連する補助金制度を設けている経済産業省および環境省では、2025年度の概算要求額が増加しています。

2025年度の概算要求額
経済産業省 総額:2兆3,596億円(2024年度比で4,524億円増)
うち、エネルギー対策特別会計:7,818億円(2024年度比で276億円増)
環境省 総額:8,704億円(2024年度比で2,857億円増)
うち、エネルギー対策特別会計:2,186億円(2024年度比で491億円増)

これらの予算案は12月に閣議決定され、その後、衆参両院での審議・可決を経て正式な予算となります。

【2025年速報】法人・企業の太陽光発電で利用が多い補助金制度

ここでは、例年多くの予算が割り当てられ、法人・企業の太陽光発電導入において活用されることが多い補助金制度について、2025年度の概算要求時点での情報を簡潔にご紹介します。

【経済産業省】需要家主導型太陽光発電及び再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業

引用元:令和5年度補正予算の補助金情報 – 需要家主導型太陽光発電導入支援事業|株式会社フロンティアインターナショナル

「需要家主導型太陽光発電」の補助金は、遠隔地に設置した太陽光発電所で発電した電気を自社の建物に送る仕組み(自己託送)を前提とした設備が対象です。

自己託送は、自社敷地内に太陽光パネルを設置するスペースが足りない場合でも、太陽光発電を自社で保有・運用できる導入方法です。

【変更点】2025年度の新たなポイント

【環境省】ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業

企業が建物の屋根や敷地内に太陽光発電システムや蓄電池を導入し、発電した電気を自社で利用して電気代を削減する、いわゆる「自家消費型」の太陽光発電の導入を目的とした制度です。

補助金のポイント

本補助金制度では、企業が自社でエネルギーを効率的に管理するだけでなく、地域社会への防災貢献も期待されます。

【環境省】建物等における太陽光発電の新たな設置手法活用事業

この補助金は、敷地内の駐車場スペースを活用して太陽光発電システムを設置する「ソーラーカーポート」を対象としています。
ソーラーカーポートで発電した電力を自社で使用することが条件です。

なお、蓄電池の併設は必須ではなく、ソーラーカーポート単体での設置も補助金の対象となります。

【変更点】補助金の算出基準が「費用」から「発電出力」に変更

2024年度は、「対象費用の3分の1にあたる金額を補助」という制度でしたが、2025年度からは、「ソーラーカーポートの発電出力1kWあたり8万円」の補助に変更される見込みです。

申請条件・補助対象
申請条件 太陽光発電による電力を主に自社使用することが求められます。他施設への販売や商業利用を主目的とする場合は対象外となる可能性があります。
補助対象 主に企業や団体が対象であり、申請には事前の事業計画書の提出や環境省の指定する審査が必要です。

2025年度の補助金を活用するためには、早めの準備が重要

補助金は年度ごとの事業として実施され、すべての公募開始は「翌年度(2025年4月1日以降)」となります。

公募開始までの期間には補助金ごとにスケジュールの差があるため、各省庁の予算情報を定期的に確認することが必要です。補正予算が組まれる場合は、随時募集が開始される可能性もあります。

補助金申請のための工程

補助金を申請するには、以下のような準備が必要になります。

導入効果の検証
太陽光発電システムの導入により見込まれるCO2削減量や電気代削減効果を事前にシミュレーションし、具体的な数値を算出する。
申請資料の原案作成
補助金の要件に基づき、申請に必要な資料(事業計画書、費用見積書など)を作成。
申正式な申請資料の作成・提出
必要書類を整備し、指定されたフォーマットで期日までに申請し受理される。

申請時に注意すべきポイント

補助金に採択されるかは、CO2削減効果など事業の妥当性、計画の実現可能性などが審査対象となることが多いため、具体的かつ現実的な計画を提示することが重要です。信頼できる業者を早期に選定し、導入計画を一緒に策定することがスムーズな進行につながります。

太陽光発電の補助金準備を早めにすべき理由|スケジュールやフローを解説 太陽光発電の補助金準備を早めにすべき理由|スケジュールやフローを解説

補助金を活用した太陽光発電はお任せください

ここまで、企業が2025年度に活用できる太陽光発電の補助金情報をお伝えしました。

ハウスプロデュースでは、電気代削減やCO₂排出削減を目指す企業から多くのご相談をいただいております。
補助金申請に際しても、資料∂作成やシミュレーション作成など、各種サポートを提供しています。

導入費用や効果を無料でシミュレーションする「無料見積もり」も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者:株式会社ハウスプロデュース広報部

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当社は、産業用太陽光発電システムのEPC工事を専門に手がけています。経験豊富な電気工事士やエネルギーマネジメントアドバイザーなどの有資格者が在籍。一次情報や専門家からの取材を基に、EPC事業者としての「現場から得たノウハウ」を活かしたコンテンツ作りに取り組んでいます。

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