R.R.Conys株式会社
国内希少例!小規模店舗へPPAモデル|地元のカフェ店舗に初期費用0円で太陽光発電導入
業種 | 飲食サービス |
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施設 | 店舗 |
所在地 | 宮崎県 |
設置場所 | 屋根 |
パネル積載面積 | 約80m² |
ソーラーパネル | 32枚 (型番:TSM400DE09|トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社) |
- 導入の目的
- SDGsに繋がる活動を通じて、カフェで働く従業員やお客様にも安心して来店していただきたい
- 導入の成果
- 初期費用0円で店舗に太陽光発電システムを導入
停電下における近隣住民へ一時避難施設として活用
SDGsと環境配慮への取り組みによるPR効果
INTERVIEW
お客様インタビュー
今回、R.R.Conys株式会社(本社:宮崎県日南市)が運営するドッグランカフェ「Conys Café」における自家消費型太陽光発電システムの導入事例を紹介します。
今回の取り組みは、宮崎県南部信用組合(以下、南部信用組合)、PPA事業者、EPC事業者(弊社)の3社協力体制のもと、地元企業の「再生可能エネルギーの導入促進」と「災害による停電時の非常電源の確保」を目的として、カフェ店舗の屋根に「オンサイトPPA」による太陽光発電システムの導入しました。
今回の取材は、R.R.Conys株式会社の社長として店舗運営を手掛けられている齋藤美奈子さんにお話を伺いしました。
太陽光発電システム概要
R.R.Conys株式会社 様

所在地 | 宮崎県日南市 |
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導入規模 | DC:16.0kW / AC:9.6kW |
ソーラーパネル | メーカー:トリナ・ソーラー・ジャパン / 型番:TSM400DE09 |
パワーコンディショナ | メーカー:OMRON(オムロン) / 型番:KPW-A48-J4 |
竣工時期 | 2022年2月 |
備考 | オンサイトPPAによる設備導入 |
カフェ店舗の屋根を活用して、「オンサイトPPA」による太陽光発電システムを設置しました。
小規模事業者へのオンサイトPPAの導入事例は全国でも希少な事例となっており、当社(ハウスプロデュース)としても新しい挑戦をさせていただきました。

- 本日はよろしくお願いいたします。(記者)
- よろしくお願いいたします。
導入のきっかけ
- はじめに、太陽光発電に興味をもったのはいつ頃でしょうか?
-
カフェを建てる時(2019年10月頃)に同時に太陽光発電の導入も考えていましが、その時はカフェの建設で十分な予算が確保できなかったこともあり断念しました。
ですが、初期費用を掛かけずに太陽光発電を導入できるオンサイトPPAのお話を伺って興味をもちました。
- 正直、オンサイトPPAについて「初期費用0円」は怪しいとおもいましたか?
- 最初はそう感じましたね。ですが、南部信用組合の担当者さんから詳しいお話を伺い、ハウスプロデュースさんのWEBサイト(太陽光設置お任せ隊)で勉強させていただいたおかげで、疑問はほとんどなくなりました。
-
オンサイトPPAのスキームは少し複雑ですからね。
太陽光発電を導入しようと思ったきっかけは何かありますか? -
ここ最近は、台風や地震などの影響で停電になるケースは珍しくありません。同じ宮崎県でもエリアによって停電の具合は全く異なっていて、私の今の住まいが南郷町にあるのですが、台風の影響で真夏に1日半も停電が続いたこともありました。
カフェで働く従業員には、息子も含めて重度の障がいのある方達も正社員としてお仕事をしてくれています。今回の太陽光発電の導入で、少しでもカフェで働く従業員や来店してくださるお客様の安全が確保できたらという思いもありました。

蓄電池の検討
- 停電対策となると、後々は蓄電池の導入も検討していますか?
- やっぱり必要ですよね。近所には独り身のご老人の方もいらっしゃいますので、停電時には店舗を避難所にして食事を提供したりといった地域貢献も行なって行きたいと思っています。資金に余裕ができれば蓄電池も考えてみます。
-
太陽光発電はあくまで太陽が必要になるので、夜間の停電対策であれば蓄電池があったほうがより安全ですね。
BCP対策の一環としても導入する企業は増えていますからね。

環境への取り組み
- 太陽光発電といえば「サスティナブル」といったイメージもありますが、その点も今回の導入に関わっていますか?
-
そうですね。環境を守る取り組みに関しては、できる限りのことはしていきたいという思いはあります。
私たちのカフェではテイクアウトも行なっておりますが、テプラスチック製の容器ではなく、紙製の容器を使用しています。これは、まだ検討段階ですが、農薬を使用せず自家菜園した野菜を使用した料理の提供も考えています。太陽光発電の導入に関しても温暖化対策の一環としてPRしていければ良いなと思います。
-
「脱炭素」についても大々的にメディアで取り扱われる機会が増えましたからね。
太陽光発電の導入に関して周囲の方からどのような声がありましたか? -
オンサイトPPAに関しては好印象でしたね。ですが、中には「10年後くらいに使用できなくなって設備だけ置いていかれるのではないか」と心配していただくこともありましたね。
そういった意見に対しても私のほうからオンサイトPPAに関して仕組みを説明していると「あれはどうなの?これはどうなの?」と逆に興味をもって色々聞かれることがありましたね。笑
印象に残った出来事
- 導入するまでにもっとも記憶に残っている出来事はありますか?
- そうですね。電気代に「再エネ賦課金」という仕組みがある事実には驚きましたね。うちでは九州電力の電気を使わせてもらっているのですが、再エネ賦課金の話をうかがって実際に電気料金の明細を見てみるとしっかり記載されていました。あとは、事前に頂いたシミュレーションで太陽光発電の発電量や電気代の削減額が可視化されたのは嬉しかったですね
- 再エネ賦課金はたしかに、単価だけで見ると微々たる金額に見えますが、年間を通してみると再エネ賦課金だけでも何十万円、多いところで何百万円と電気代が変わってきますからね。
- そうなんです。それに今後も上がり続けるっていうじゃないですか?なら、太陽光発電をつけるのはできるだけ早いほうが得なんじゃないかなって思いましたね。

ハウスプロデュースを
お選びいただいた理由
- 当社以外に他の業者さんとも検討はしましたか?
- いえ、比較しませんでしたね。南部信用組合さんからも「今回オンサイトPPAで導入できることは珍しい」ということを耳にしていたので、それを実現できるのが「ハウスプロデュースさん」だったのでそのまま決定しました。
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たしかに、オンサイトPPAによる太陽光発電システムの導入は、電気を大量に消費する製造工場や大規模な商業施設で導入されるケースが多いですからね。だからこそ、今回のように飲食店舗へのオンサイトPPAでの導入事例は、御社や弊社はもちろん、計画に全面協力いただいた宮崎県南部信用組合様やPPA事業者様にとっても「先進的な取り組み」になったとではないかと思います。
本日はありがとうございました。 - ありがとうございました。