全てを信頼して任せられると確信できました。
取材ご協力
カグラベーパーテック株式会社取締役:宮寺保如 様
環境・安全管理部:松本英樹様
導入のきっかけ
脱炭素関連の展示会で「自家消費型太陽光発電」について詳しく知り、その可能性に注目しました。
最初は、弊社のクライアントに向けて太陽光発電を提案しようと考えましたが、説明を聞くうちに、自社に設置しても大きな効果が期待できるとわかり、導入を決定しました。
耐荷重の懸念
実は、2012年頃に取引先から太陽光発電の提案を受けたことがありましたが、当時は屋根の耐荷重を懸念し、断りました。
今回、ハウスプロデュースさんに屋根の状態も調査していただき、丁寧に対策案を提案していただきました。
おかげで、安心して導入を進めることができました。
屋根工事の同時依頼
倉庫棟の屋根は「遮熱シート」を設置しており、そのままでは太陽光パネルの取り付けができない状態でしが、ハウスプロデュースさんは屋根工事も得意だと聞き、遮熱シートの撤去も同時にお願いしました。
結果、太陽光発電の設置と断熱シートの撤去を別々に依頼するよりも、同時に施工できたことで費用をグッと抑えられたかと思います。
導入効果について
電気代の削減
運用開始からまだ日は浅いですが、「倉庫棟」「事務所棟」あわせて使用電力の約71%を自家消費しています。
電気代でいうと、年間約185万円の削減になり、10年前後で投資回収できる見込みです。
世間的に電気代の高騰が続いているので、投資の回収期間はさらに短くなるかと思います。
組織体制の見直し
電気代削減以外にも、太陽光発電の導入は組織体制を見直す良いきっかけになりました。
以前は、工場内の機器・設備メンテナンスの担当者が明確に決まっておらず、故障やメンテナンスの度になんとなく松本さんへ依頼する雰囲気が生まれ、組織体制として健全とはいえない状態でした。
今回の導入をきっかけに「環境・安全管理部」を設立し、松本さんを部署の責任者として、太陽光発電を含む工場内の設備の維持管理を一元的に行う体制を構築しました。
「環境・安全管理部」では、「脱炭素に関わる活動」や「危険予知・事故防止活動」をおこなっています。
現在、過去の電気代や燃料代のデータを使ってCO2排出削減量を計測するシステムを構築中です。
当社のクライアントには、自動車メーカーなど脱炭素活動を推進する企業も存在するため、将来的にCO2排出量の情報開示が必要になる可能性があります。
そこで、CO2排出量の計測を早急に開始し、そのような状況に対応できる体制を整えたいと考えています。
当社を選んだ理由
ハウスプロデュースさんは、レスポンスが一番早かったので、とくに印象的でした。
貴社を含めて6社から提案を受けていましたが、見積の内容も様々なので、こちらから費用対効果や、工事の安全面に関することまで、様々な質問をし、その中で、回答が遅かったり曖昧な業者さんは早々に検討から外させてもらいました。 最初のシミュレーションをもらうだけで2週間以上待ったケースもありましたね。
ハウスプロデュースさんは、こちらの質問に対して、細かく説明してくださり、この業者さんなら、全てを信頼して任せられると確信できました。
それに、私たちから催促することなく、新しい提案や計画の進捗状況の報告してもらえたことも良かったです。
契約前も契約後も、一貫して印象が良かったです。
契約前の相談段階で、こちらでお願いしたい要望事項が多かったのですが、すべてこちらの要望通りに進めていただけました。
印象に残った出来事
予算執行の関係で本年3月中には運用を開始したいと考えていました。
しかし、一部の部材の供給が追いつかず納期が遅れる可能性があると言われ、期日までに工事が終わるか不安でしたが、無事に納期に間に合わせてもらえました。
それにも関わらず、希望通りの納期を守っていただき心から感謝しています。
今後の展開について
CO2排出量の完全な可視化を目指します。
具体的には、社内での計画策定を進め、その結果をホームページをはじめとした様々な手段で社内外に積極的に公開していく予定です。