家庭用太陽光発電設置のために知っておきたい屋根のこと
創業20周年、累計12,000件以上の屋根工事を行いました
太陽光設置お任せ隊は、屋根工事のプロでもあります。だからこそ、家庭用太陽光発電システムを、屋根を傷つけることなく安全に取り付けることが可能なのです。
既築の屋根に太陽光発電システムを設置する場合、屋根の劣化を考えず紋切型の設置をして屋根を傷つけ、雨漏りが発生し施主様が余計な修理代を払わなくてはならなくなるケースが非常に多く起こっています。
屋根の現在の状況を見極めるには、広い屋根への知識と工事経験が必要ですが、太陽光発電システムの設置になれている施工業者でも屋根や屋根材の知識がない場合が珍しくないのです。
太陽光設置お任せ隊は、設置後に屋根の破損で後悔することはありません。太陽光設置だけでなく、屋根の工事も実績豊富なハウスプロデュースにお任せください。
太陽光発電システム設置前に知っておきたい屋根のこと
①屋根の 仕組み |
②屋根の種類 | ③屋根の形状 | ④耐用年数 | ⑤修繕方法 |

①屋根の仕組みについて
一般的な屋根はコンパネ(野地板)の上に防水シート(ルーフィング)が設置され、
さらにその上に屋根材が設置されて屋根になっています。
それぞれの役割を簡単に記載すると
コンパネ:ルーフィングと屋根材を固定するために設置する合板の板
ルーフィング:屋内に雨が侵入しないようにするためのシート
屋根材:外観の維持及びルーフィングに直接雨が入らないようにする材料
通常、屋根材が破損しても雨漏りは起きません。
雨漏りの原因になるのはルーフィングの劣化や破れなのです。ただ、屋根材が劣化して割れるなどすると、そこから雨水が浸入しルーフィングに直接かかるため、劣化が早まり雨漏りが発生する可能性は高くなります。
ですので、屋根材の劣化が直接雨漏りと関係ないとも言い切れません。
屋根材は目に見え劣化状況がわかりやすいですが、ルーフィングは屋根材の下に隠れてしまっているため外から見えることはまずありません。
そのため、状況の把握には職人の経験や知識が頼りです。
太陽光設置お任せ隊は、圧倒的な施工実績から得た工事経験でどのような劣化も見逃さず、的確に修繕を行い、皆様の太陽光発電システムの設置をサポートします。
②屋根材の種類
屋根の種類には大きく次の3点があります。
1. スレート屋根
2. 瓦屋根
3. 鋼板屋根
スレート屋根
現在最も多くの屋根に使われている屋根材です。
特徴は「軽く」「低価格」なところです。
ただしスレート屋根で注意点が必要なのはアスベストが含まれているかどうかという点です。
アスベストが含まれているスレート屋根とアスベストが含まれていないノンアスベストタイプの屋根材
では耐用年数などの点で大きな違いが出るので注意が必要です。
瓦屋根
日本代表の屋根材で非常に長持ちする屋根材です。
市街地では少なくなってきましたが郊外の家では今も良く使われる屋根材で、
他の屋根材に比べると「重い」けど「丈夫」というのが特徴です。
瓦屋根に太陽光発電システムを設置する場合、支持瓦といわれる特殊な瓦を設置します。
他の屋根材に比べて雨漏りが起こりにくいといわれています。
鋼板屋根
最近増えてきている屋根材です。
ガルバニウム鋼板を使った屋根材が増えており、特徴は「安くて」「軽くて」「丈夫」という点です。
デメリットとしては金属の屋根であるため、「防音性能」「耐熱・遮熱性能」が低いといわれています。
鋼板屋根材はカバー工法で屋根を修繕した際に良く使われます。
③屋根の形状
太陽光発電システムを設置する場合屋根の形状も重要になります。
ここでは一般的な屋根の形についてご紹介します。
① 切り妻
② 寄棟
③ 陸屋根
④ 片流れ
⑤ 折半屋根
切り妻屋根
屋根が2面になっているもっともオーソドックスな屋根です。
太陽光発電システムを設置する場合、南・東・西面に設置します。
寄棟屋根
4つの面がある屋根で比較的施工件数も多い屋根です。
太陽光発電システムを設置する場合、3面に設置することが多いです。
それぞれが三角形のためデッドスペース(設置できない場所)が多くなりやすいです。
陸屋根
アパートやマンションの屋上に良く見られるような、平らの屋根です。
太陽光発電システムを設置する際には防水性能がどのような状態であるかがポイントになります。
太陽光モジュールを設置するための架台を比較的自由に選ぶことができます。
片流れ
屋根が1面しかなくもっとも太陽光発電システムを設置することに向いている屋根です。
デッドスペースが生まれにくく屋根を最大限に活用して太陽光発電システムの設置が可能です。
折半屋根
倉庫などの上でよく見かける大波がたの屋根材です。
材質は金属なので鋼板屋根の性質に良く似ています。
一般住宅の上にではほとんど設置をしません。
④耐用年数
屋根材の耐用年数はそれぞれ異なっています。
太陽光発電システムを設置する際には残りの耐用年数が10年以上あることを確認した上で設置を行うほうが良いでしょう。
スレート屋根
古いスレートには材料としてアスベストが使用されており、その有無により屋根の強度が異なります。
アスベスト含有:約20年程度
アスベスト含無(2004年以降の屋根はすべてこちらです):約10年程度
瓦屋根・セメント瓦
約20~40年程度
和瓦
約60~100年程度
鋼板屋根
ガルバニウム鋼板であれば約20年程度
陸屋根
防水の目安は20年前後
折半屋根
約20年程度
但し、屋根の劣化状況に関しては立地環境が大きく影響してきますので、あくまで参考としてください。
⑤修繕方法
屋根の修繕方法は次の方法があります。スレート屋根・鋼板屋根
修繕方法:塗装もしくは葺き替え
アスベストが含まれていないタイプのスレート屋根は塗装を行うとひび割れが起こる可能性が高いため、塗装はオススメできません。
アスベストが含まれていないスレート屋根・鋼板屋根は10~15年程度であれば屋根塗装でよいと思います。
※劣化状況により変わります
ノンアスベストタイプで築10年程度、アスベストが含まれているスレート屋根や鋼板屋根の場合築20年以上で今まで何もしていなければ葺き替え工事をオススメします。
葺き替え工事でも既存の屋根材を撤去しない、カバー工法にするとコストを抑えることができるのでカバー工法をオススメします。
※コンパネの状況によりカバー工法ができない場合があります
瓦屋根
セメント瓦は塗装が行えますが和瓦は塗装を行うことができず、
ずれを直し、割れた部分のみ交換する、葺き替えで既存の瓦をすべて交換するしかありません。
瓦自体は耐用年数が長くなかなか劣化はしません。
修繕として考えられるのは漆喰工事や軒などの積みなおしです。
陸屋根
修繕方法:防水工事
陸屋根の修繕は防水工事ですが様々な工法があり現場の状況を確認してみないとなんともいえないところがあります。
基本的には20年前後が目安となっております。
主な防水工事方法
① ウレタン防水
② FRP防水
ウレタン防水よりも一般的にFRP防水のほうが強度は高いといわれていますが、
ウレタン防水は様々な工法があり、一概にFRP防水のほうが優れているとは言えません。
屋根は現場の状況に応じて取るべき工事が異なりますので、うちはどうなのか?と思われた方はいつでもお気軽にご相談ください。
投資家向け太陽光発電投資コラム