融資先にはどこがいい?機械設備も担保になる 太陽光発電に最適なABLとは

太陽光発電所ってすごく高価。。買うのなら資金調達をしたいけど、融資ってよく分からないな。。そんなあなたに、今回は太陽光発電事業の融資について徹底解説しちゃいます!これを読めば、あなたも融資について人に説明したくなっちゃうかもしれません。太陽光発電事業に最適なABL(アセット・ベースト・レンディング)についても、しっかり説明していきます!
融資を通じて事業は拡大し、経済も発展します。ここでは太陽光発電事業に最適な融資先はどこか、一緒に考えていきたいと思います。
銀行、信用金庫、政策金融公庫、信販の各メリット、デメリットは?
太陽光発電事業においての融資先は、銀行・政策金融公庫・信販会社が一般的です。ここではそれぞれの特徴・メリット・デメリットについて触れていきたいと思います。
ここで、信用金庫とは会員制度による地域金融機関です。融資は基本的に会員のみを対象とし、その資格を持つのは信用金庫の営業エリア内に在住、勤務、事業所を持つ人となります。ただし、条件付きで非会員への融資を認めている場合もあり、詳しくは各信用金庫にお問い合わせください。また、政策金融公庫とは政府が100%出資する公的融資です。
最後に信販会社ですが、こちらは太陽光発電所を販売する会社が提携している場合に利用できます。信販会社とは民間企業で、融資を行っている会社で、上記の機関以外のものです。平たく言うと、銀行以外の民間企業で資金調達を援助してくれる企業です。
太陽光発電事業では、この信販会社を通じて資金調達を行うことが多いです。当社の提携をする信販会社では、ABLが可能な融資もあります。ABLについては次項でも触れますが、これを取得しているのは、例えば日本でも有数の企業となります。
ABLを活用できるというのは、太陽光発電事業の方にとっても大きなメリットとなります。
では、それぞれの特徴について表をご覧ください。
銀行 |
・メリット 金利がやや低め ⇒高額融資を受け手も合計の返済額を抑えやすい☆1.5%~2.5%が目安 メガバンクは法人に積極的 地方銀行の方がメガバンクより個人でもオープンに受け入れている |
・デメリット メガバンクは個人に対して消極的な傾向が強い(法人しか融資の対象としない銀行も存在する) 融資の相談のできる銀行が限られている 融資基準がやや高い |
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信用金庫 | ・メリット 個人事業への融資を受け付けている可能性が高い |
・デメリット 金利がやや高い傾向にある 融資の対象が会員に限定されていることが多い 営業エリアが限られている) |
政策金融公庫 | ・メリット 個人事業も対象となる 「マル経融資」なら担保・保証人なしで融資可能 ※利子に補助の出る自治体も有る |
・デメリット 中小企業事業、国民生活事業は借りたい金額によって申込む窓口が異なる 融資基準がやや高い |
信販会社 | ・メリット 融資の申込手順が非常に簡単 融資基準が緩やか 融資審査が早い 補償が充実しているものもある ABLを活用できる会社もある 販売会社との連系で、通常よりも低金利な場合が多い |
・デメリット 金利がやや高い 販売会社が提携する信販会社しか使えない |
一覧にしてみるとこのようになります。それぞれメリットとデメリットがあります。融資について、少しずつイメージできていれば、とてもうれしく思います。
担保とは ABLを活用した融資とは?
さてここで気になるのは担保ですね。融資枠を決める要因の一つに担保があります。太陽光発電事業で担保にできるものを、ここでは紹介します。
土地付き(分譲型)太陽光発電事業においては、まず土地を担保にできます。しかし、あまり高額は期待できないのが実情です。
そこで、銀行や信用金庫などで使える「ABL(アセット・ベースト・レンディング)」という制度の登場です。ここでは、債券や動産も担保にできるようになります。太陽光発電事業では、債権に値するのは売電債権です。
これは発電した電気を電力会社に供給することで発生する、売掛債権です。
次に動産にはソーラーパネル、パワーコンディショナー、架台などの機械設備になります。このABLが活用できるかは、一つの大きなポイントです。
ABLを導入している企業は、日本でも限られた企業だけとなります。
販売会社の比較検討の際に、ABLを一つの指標として考えましょう。
基本的に太陽光発電事業において、担保を活用することによって発電所を増やすことを可能とし、また無担保では融資を受けれない人も融資可能となるケースも多いです。
このように、ABLを活用することによって、融資の幅を広げることができます。皆様にこのABL利用可能な企業をご紹介することによって、資金調達の手段としてもよい形での提案をさせて頂きたいと思っています。
このように、太陽光発電事業でも担保になるものは存在しています。もしもお金が返ってこなかったら、万が一返済不可の場合に貸主のものとなる、それは担保です。担保とは貸主にとっての補償であり、安心材料と言えます。基本的に無担保で融資は受けて頂いていますが、融資の幅を広げるのに、担保は手助けをしてくれる存在です。
審査について 審査は難しい?
融資を実際に受けることができるのか、審査は厳しいのか、ここはとても気になるポイントですよね。融資を受ける際には、年収が高いからと言って一概に受けれるものではありません。審査をする上で重視されるのは、年収よりも事業性です。太陽光発電事業の場合、太陽光発電物件がきちんと収益を出せるのか、長期的な返済は可能かが問われます。
太陽光発電事業においての融資審査は金利と関係しています。審査が最も厳しいのは銀行、次に政策金融公庫、最後に信販会社です。これが金利の低さとも比例しています。つまり金利のより低いもの程、審査も厳しいということになります。
より安い金利を望む場合は、銀行に問い合わせてみるのも一つの手ですが、まずは融資に関して不安な点は当社にもご相談ください。また信販会社であれば販売会社との連系により、融資を比較的受けやすいケースも多いです。その上補償も充実していて、太陽光発電事業主が多く活用するのもうなずけますね。
太陽光発電の最適な融資先とは
ここでは太陽光発電事業における融資を中心に、担保や審査の基本的な内容を紹介してきました。太陽光発電所という高額なものを購入する際に、融資はとても大事なポイントです。またどの融資先がいいかは、それぞれのニーズによって異なります。
少しでも気になる点や不安な点は、どんどん何でもお気軽にお問い合わせください。ABLも活用可能な当社を是非頼って頂ければうれしく思います。皆様の声を聞けることを楽しみにしています。
投資家向け太陽光発電投資コラム