太陽光発電の設置費用と見積もりの考え方

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太陽光発電の費用について

太陽光発電の設置費用と見積もりで損しない方法

「太陽光発電の導入コストが大幅に減少しています!」そんな記事を目にする機会が増えています。実際のところ、太陽光発電の設置費用対効果はどのくらいなのでしょうか?

今回のコラムでは主に、太陽光発電の設置費用や回収年数の計算から、見積書の確認事項についてまで解説していきます。

設置価格は「1kWあたり」で計算する

1kWあたり〇〇万円という太陽光発電の広告を見たことはないでしょうか?これはキロワット(kW)単価、つまり容量1kWに対しての設置コストです。

kW単価130,000円で56kWの太陽光発電設備を設置する場合、1kWあたり130,000円×56kW=7,280,000円が設置費用となります。太陽光発電の設置にかかる費用は必ずkW単価で計算するのが基本です。

たとえば、
[A:容量100kWで設置費用1,600万円]と[B:容量110kWで設置費用1650万円]
二つの太陽光発電所があるとして、AとBどちらがkW単価が安いでしょうか。

初期費用だけで見るとAの方が50万円安くなっております。 kW単価を計算してみると…

[kW単価=販売価格÷容量]
[A発電所:160,000円/kW]
[B発電所:150,000円/kW]となります。

BはAよりも1kWあたりの販売額が100,000円安いという計算ができます。そこで注意していただきたいポイントは、太陽光パネルを多めば発電量が上がるので、1kWにかかる設置費用は安くなるという事です。

しかし、設置場所の日射量や面積など、条件によって最適なパネル枚数が異なりますので、大量にパネルを設置すれば良いという訳ではありません。

太陽光発電の見積書はしっかり確認

見積書を確認する時に気を付けてたいポイントは、kW単価に「何が含まれた金額か」がはっきりしている事です。例えば、kW単価の詳細に関して「周辺機器一式」など、金額の基準が曖昧な表現がされている場合は、必ず内容をチェックすることが必要です。

まずは、見積書の内容を理解するために、基本的な項目について解説いたします。太陽光発電の見積もりは主に「設備費(機器)」「工事費」「諸経費」で構成されています。

「設備費(機器)」

「設備費」の中には、太陽光パネル・パワーコンディショナ・架台・ケーブル・集電箱・遠隔監視装置・フェンス・扉などが含まれます。

設備費の項目では「システム一式」などの抽象的な言葉で誤魔化しのある記載になっていないかを十分に確認します。

「工事費」

工事費は、主にシステムの「設置工事費」と「電気工事費」の二つです。 野立ての太陽光発電所で造成が必要な場合、土地の造成費用も必要となります。設置工事費は墨出しや杭打ち、架台組み立て構内柱の設置やパネル設置などの内訳が記載されています。

土地に対して整地・開発が必要な場合、造成費用も負担となります。

「諸経費」

諸経費は主に、認定申請の代行や補助金の申請代行、O&M(メンテナンス)などの費用も含まれています。「各種申請費用」「運搬費」「産廃処理費」「管理諸経費」などの項目があります。

なぜ見積りでkW単価を確認すべきなのか

サイト上で、「1kWあたり○○万円」「高利回り」と謳っていて、よく確認してみると実はフェンス代が含まれていなかったり、遠隔監視装置が含まれていなかったりという事があります。

分譲型太陽光発電では、見積りにおいて土地代や負担金を含まないkW単価を出し、後で追加するケースも散見されます。

もちろん初期費用を抑えることは利回りアップに繋がりますが、金額だけを鵜呑みに判断すると後から思いもよらない追加費用が発生することもあります。見積もりを取った際は十分に内訳を確認し、不明点が少しでもあれば業者に質問することをおすすめします。適切な運営を行う業者なら、納得のいく説明をしてくれるはずです。

システム容量・製品メーカー・補償内容などによって金額は異なるので一律にいくらとは言えませんが、 資源エネルギー庁が発表した目標地では、2019年度に住宅用で約30万円/kW、産業用で約20万円/kWという金額になっています。

初期投資額の回収年数は9年〜11年

投資において重要になるのが初期費用の回収年数です。

見積もりの時点で、設置後から何年で費用が回収でき、何年目から収益が増えるのか?という事がイメージできることが大切です。FIT(固定価格買取制度)による売電期間は20年ですが、費用の回収年数が遅れれば収益も下がります。

もちろん、土地の条件や日照条件、設備メーカーによっても回収年数は異なりますが、遅くても10年〜12年までに回収し、利益が得られないと検討が難しいでしょう。

回収年数を割り出すには、まず実質利回りを計算する必要があります。

実質利回りに必要な情報は以下の3つです。(※金額は目安です。)

年間想定売電収入 186万円 (シミュレーションで算出)

ランニングコスト 25万円 (土地の固定資産税やメンテナンス費用等)

初期費用 1650万円

実質利回りの計算式

(<①年間売電収入>-<②維持費>)÷<③初期費用>×100=実質利回り
(186万円-25万円)÷1650万円×100 =約9.7%

実質利回りが計算できたら、次は投資回収期間を計算します。計算式は以下となります。

回収期間の計算式

100÷9.7%<実質利回り>=約10年<初期費用の回収年数>

上記の計算式で、太陽光発電の利回りと回収期間が計算できます。

銀行やソーラーローンなど、融資を受けている場合ではローンの返済金を加えて計算する必要があります。

太陽光発電は選ぶ業者も大切

太陽光発電のデメリットとして、工事を依頼できる業者が限られるという点があります。

一部業者の不正な工事や技術不足により、後でトラブルになるケースがあります。下記ページにて利回りについての注意点と施工業者の比較ポイントについて説明しておりますので、合わせてご参照ください。
水増し利回り表記に要注意! 太陽光発電業者の選び方!  

太陽光発電の維持管理にかかる費用

産業用太陽光発電では、20年間という長期間に渡って運転するため、定期的なメンテナンスが義務化されています。

維持費用としては、メンテナンスのほかに保険料や償却資産税などの費用を考えておくことも大切です。代表的な維持管理コストは以下です。

メンテナンス(O&M)の費用

年間あたり設置費用の0,3~0.7%
太陽光設置お任せ隊でも、設備のメンテナンスサービスを実施しております。

保険料

年間あたり設置費用の0.2~0.5%
(保険の種類や金額に関しましてはお問い合わせください。)

償却資産税

10kW以上の太陽光発電設備は、事業用の資産としてみなされる為、償却資産税の対象になります。

機器交換

パワーコンディショナの交換(約10年が寿命)

設備の維持管理するためのランニングコストとしてこれらの費用が挙げられます。

野立て設置では防草対策にも費用がかかる

野立て太陽光発電では、除草も必要になります。自身で除草を行える場合ほとんどタダで行えますが、刈り終わった雑草の撤去に5万円から10万円程度は費用がかかります。

防草シートを貼るという手段もあり、こちらは30万円から50万円と高額な分、質の良いものでは10年以上張り替えが不要なものもあります。

よく「防草シートは設置費用が割高だから自分で刈る」という方もいるのですが、特に夏場は草の成長速度が速いので何度も足を運ぶことになり、草の撤去費用に防草シート以上のコストがかかってしまった、というケースも珍しくありません。

初期費用を考えて計画的な運用を行うことで、こういった費用を抑えていくことが必要です。

FIT (固定価格買取制度)と費用の関係

FIT (固定価格買取制度)の売電価格の推移は年々低下しており、2019年度では14円/kWh、2020年度では13円/kWhになる予定です。売電価格が下がっても太陽光発電投資を行う人が増えているのはなぜなのでしょうか。

ポイントは、設備費用や設置費用が下がっていることです。

ソーラーパネル(モジュール)やパワーコンショナの価格はもちろん、工事代も含めると設置にかかるコストは、2012年から2019年にかけて約75%減少しています。

分譲物件情報をみた際に、FITの売電価格が21円と14円の物件で利回りはほとんど変わっていない場合があります。

太陽光発電の損しない見積書の取り方

2020年は自家消費という選択肢も

2019年には、住宅用太陽光発電の中で約53万世帯のFITが終了し、翌年以降続々とFITが終わる世帯が増加します。そういった家庭では、買取価格を下げて引き続き売電を行うか、もしくは蓄電池を購入して自宅で消費される電気を蓄電池で効率的に補うのか、という岐路に立たされています。

産業用太陽光発電にも自家消費の流れが訪れています。 産業用自家消費とは、企業が会社の工場や倉庫、店舗などの屋根を利用して再生可能エネルギー発電設備を設置する事です。発電した電気を売電するのではなく、自社の業務で使用される電気として使うため、電気料金の削減が可能です。

2020年度末までは、中小企業に対して「100%即時償却」などの税制優遇が利用できるため、企業にとっての自家消費は経費削減に大きく役に立つと注目されています。

一般的な中小企業に対する補助金・税制優遇についてはこちら

設置費用のご相談はお任せ隊へ

同じ太陽光発電設備を導入するなら、設置費用を抑えて効率よく利回りを出したい所です。太陽光設置お任せ隊では、お客様とよくご相談したうえでお見積りいたします。太陽光発電投資を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

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