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発電量のバロメーター「設備利用率」ってなに?【よく分かる太陽光発電教室|入門編第2回】

2018年3月12日一覧に戻る

前回大きな反響を呼んだ『よく分かる太陽光発電教室』シリーズの続編です。
今回は、年間の発電量や売電収入の目安を知る上で重要となる「設備利用率」についてのお話しです。

設備利用率とは何を知るための数値?
計算方法は意外と簡単

設備利用率とは、簡単にいうと「発電設備が年間どの程度発電したかを示す数値」です。

設備利用率の計算式は次の通りです。

【設備利用率の算出方法】
年間設備利用率(%)=年間発電量÷(定格出力kW×24時間×365日)

24時間365日、定格出力で休まず発電した場合を100%として考えます。

たとえば、「設備利用率50%」という場合はどのような見方をすれば良いのでしょう。
この場合でも、100%のときと同じように24時間365日発電し続けたという前提は変わりません。
つまり、50%分の出力が何かしらの理由によって落ちたということが分かるわけです。

設備利用率を把握しておくべき理由

設備利用率を把握しておくことは、発電量を把握するために非常に重要です。

設備利用率が分かることで、24時間365日フル稼働で発電できた場合に比べて、どの程度まで発電できているかが分かり、発電所の評価がしやすくなります。
発電所の容量によって一般的な設備利用率が把握できますので、その数値と比較することで単純に発電量の数値だけでは表せない現状をはかることが可能です。

また、設備利用率が低いようであれば、何らかの原因が隠されている場合がありますし、反対に設備利用率が高いということは、発電量が多いとうことを意味しています。

つまり、設備利用率の値が高ければ高いほど設備を有効利用できているということが分かるわけです。

日本では、設備利用率はひとつの指標となっており、経済産業省やNEDOなどがその値を示しており、この指標を用いて大よその年間総発電量や売電収益を見積もることもできます。

太陽光発電の設備利用率は
他に比べて極端に低い?

では、肝心の太陽光発電所の設備利用率はどのくらいなのでしょうか。
一般的に、10kW未満の場合は12%程度10kW以上であれば13%程度とされています。

これは、太陽光発電以外の再生可能エネルギー(風力発電や地熱発電など)と比べると非常に低い数値です。
なぜ太陽光発電の数字だけが低いのかというと、太陽光発電はその性質上、夜間の発電が出来ないためです。

【再生可能エネルギーの一般的な設備利用率】

●太陽光発電(10kW未満):設備利用率12%
●太陽光発電(10kW以上):設備利用率13%
●風力発電(洋上) :設備利用率30%
●風力発電(陸上) :設備利用率20%
●地熱発電:設備利用率80%

それでも太陽光発電が最も普及している理由(太陽光発電のメリット)

にもかかわらず、再生可能エネルギーの中で一番普及しているのは太陽光発電所です。
これは、いったいなぜなのでしょうか。

主な理由は、次の2点です

□システム単価の安さ
□場所を選ばない手軽さ

システム単価の安さ

システム単価の安さについては、特に10kW以上の産業用の太陽光発電設備において目立ちます。

太陽光発電は、急速な普及を見せているため各メーカーから様々な設備が開発されています。
普及に伴って価格も年々下がってきているため、事業者にとっては初期費用を抑えやすいというメリットがあります。

【再生可能エネルギーの一般的なシステム単価】

●太陽光発電(10kW未満):システム価格36.4万円/kW
●太陽光発電(10kW以上):システム価格29.0万円/kW
●風力発電(陸上) :システム価格31.8万円/kW
●地熱発電:システム価格147万円/kW

※当社の太陽光発電・風力発電システムは、こちらで紹介している一般的な価格よりも大幅にリーズナブルな価格設定となっております。
→ 4月からの太陽光発電所設置プラン(EPC)について詳しく見る

設置場所を選ばない手軽さ

また、風力発電や地熱発電といった再生可能エネルギーは発電所の設置場所を選ぶのに対し、太陽光発電の場合は色々な場所を活用できるというメリットがあります。
たとえば、代表的な屋根上の他にも、遊休地 農地(要農地転用・ソーラーシェアリング)、 工場店舗・施設などの屋上に設置することが可能です。

設備利用率からわかること:まとめ

お伝えしてきたように、設備利用率は設備を有効に利用できているかどうかが分かる指標となる数値であり、年間総発電量や売電収入の予測にまで役立っています。

また、設備利用率を把握することで「他の再生可能エネルギーに比べて太陽光発電がいかに設備利用率の低い投資案件であるか」を知ることが出来ましたが、そのことから逆説的に「太陽光発電がいかにメリット性の高い投資案件であるのか」を知ることもできました。

このように、設備利用率を知ることは発電事業を行う上で非常に大切であることが分かります。

太陽光発電は遊休地問題を解決する糸口

これから太陽光発電を始めようとお考えの方のために、太陽光発電のメリット性を高めている設置場所のフレキシブル性についてもう少し詳しく解説します。

前回のコラムでもおすすめしていますが、太陽光発電事業の中でも圧倒的人気なのが「低圧の産業用太陽光発電」です。
→ 低圧の発電所の魅力について詳しく見る

低圧の産業用発電所の場合、その多くが「野立て」と呼ばれる方法でパネル設置を行います。

野立てとは、その名の通り地面に架台を立ててパネルを設置する手法の事です。
この設置方法であれば、自宅の屋根などにとどまらず、遊休地を活用して太陽光発電を行うことができます。

近年、遊休地の問題は深刻になっています。
相続した土地が遠方であったり、空き家のまま持て余していたり、使わなくなった農地をそのまま放置しているなど、様々な問題が顕在化してきているのです。

その多くは活用先が見出せないばかりか、苦肉の策として行ったアパートや賃貸マンション、駐車場経営などでは空室が目立ち、結局立ちいかなくなってしまうケースなどが散見されます。

というのも、遊休地は不便な立地である郊外にあることが多く、なかなか借り手がつかないためです。同じ理由で売却するのも難しいのが現状です。

実はこういった土地の活用法として太陽光発電は非常に有効です。
賃貸経営では敬遠される田舎であればあるほど、太陽光発電にとっては周囲に日を遮る障害物が少なく、たくさん発電することができるためです。

ですから、もしもあなたが活用方法のない困った土地をお持ちなのであれば、太陽光発電に向いている土地なのかどうか、一度見積とシミュレーションを出してもらうことをおすすめします。

当社なら、一般的なシミュレーションよりもより正確な数値を出せる高精度シミュレーションをもとにご提案が可能です。
遊休地の活用法でお困りの方、これから太陽光発電を始めたいとお考えの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

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