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【太陽光発電用語集】ディマンドリスポンスとは?ネガワット取引で報酬を得る企業急増?その方法は!

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ディマンドリスポンスとネガワット取引
言葉の違いやメリットは?

電力需要を抑えるとインセンティブ(報酬)を得られる!」と参加する法人が増えてきたネガワット取引

しかし一方で、

「自分の会社も参加できる?」
「どんな設備があればディマンドリスポンスに活用しやすい?」
そもそもディマンドリスポンスとか、下げDRとか、ネガワットとか、どういう意味?違いが良く分からない

というお声も聞かれます。
電力ビジネスが多角化する中、混乱をしてしまっている方も少なくはないと思います。
そこで、ここではそれぞれのキーワードに関する解説と、ネガワット取引に参加するメリット参加しやすい設備とその特徴についてご説明します。

【この記事を読むと分かること】

□ ディマンドリスポンスを知るための3つのキーワード
┗1、ディマンドリスポンス
┗2、下げディマンドリスポンス(下げDR)
┗3、ネガワット取引
□ ネガワット取引の2大メリット
□ アグリゲーターとは
□ 需要家へ報酬が支払われるまでの流れ
□ ネガワット取引に活用しやすい設備
□ 上げDRと太陽光発電の普及について

「ディマンドリスポンス」を正しく知るための3つのキーワード

まずはディマンドリスポンスについて深く理解するために、次の3つのキーワードについて簡単にご説明します。

1、ディマンドリスポンス
2、下げディマンドリスポンス(下げDR)
3、ネガワット取引

1、ディマンドリスポンスとは
~供給量確保ではなく需要量を制御!?~

ディマンドリスポンスとは、電気の需要量を制御する取り組みです。

電力会社は「電力の需要量と供給量をその時々で一致させよう」という、いわゆる「同時同量の原則」を基本方針のひとつとして掲げています。
そのためこれまでは、需要量に応じて供給量を確保するという方式で対応してきました。

しかし、欧米では需要量を賢く制御しよう」という取り組みが普及してきています。
これがディマンドリスポンスの考え方です。

2、下げディマンドリスポンス(DR)とは
~ディマンドリスポンスのうちの1つ~

ディマンドリスポンスは、次のように分類することができます。

◆上げディマンドリスポンス(上げDR)
 …需要を増やす制御
◆上げ下げディマンドリスポンス(上げ下げDR)
 …需要の増減による制御
◆下げディマンドリスポンス(下げDR)
 …需要を減らす制御

このうち特に注目されているのが「下げDR」で、下げDRでは、需要がピークに達しそうなタイミングで皆が協力して一斉に需要を抑制して電力の需要と供給のバランスを図ります

3、ネガワット取引とは
~下げDRにより報酬が発生する仕組み~

ネガワット取引とは、下げDRにより節電できた発電量に対して、報酬が発生する仕組みです。

ネガワット取引では「アグリゲ―ター」と呼ばれる仲介者が入り、取り組みを行います(アグリゲーターについて詳しくは後述します)。

日本では2017年4月にネガワット取引市場が創設されており、今後普及が進むと予想されています。

需要家には報酬も手に入る!ネガワット取引を行うことの2大メリット

それでは具体的に、ディマンドリスポンス・ネガワット取引によってどんなメリットが得られるのか見ていきましょう。

メリット1:発電機の建設費・維持管理費の削減

ネガワット取引を行うことで、ピーク時のために用意していた発電機の建設コストや維持管理コストを削減することができるようになります。

メリット2:需要家には報酬も手に入る!

需要家の方々は、この取組に参加することで、報酬を手にすることができます。
報酬を得られるというのが、通常の省エネとの大きな違いです。

具体的には、需要制御可能な容量(kW)に従って支払われる「kW報酬」と、
実際に削減された電力量(kWh)に従って支払われる「kWh報酬
という形での報酬を得ることが可能です。

kW報酬とは

kW報酬とは、実際の発動有無にかかわらず、需要抑制可能な容量(kW)に応じて支払われる報酬です。

これは、下げDRは契約時期・契約時間帯であれば何度も発令される可能性があり、需要家はそれに備えて体制を常に整えておかなければならないためです。
※ただし支払い有無は契約内容による

kWh報酬とは

kWh報酬とは、下げDRによって実際に削減された電力量(kWh)に応じて支払われる報酬のことです。

需要家に指示を出す「アグリゲーター」とは?

需要家の方々に需要抑制の指示を出すのは、「アグリゲーター」と呼ばれるディマンドリスポンスの司令塔役です。

報酬を得たい需要家の方は、アグリゲーターへアプローチし、協議の末、契約を結びます。
契約後は、アグリゲーターの指令に従って電力の需要を抑制します。

需要家への報酬の流れ

アグリゲーターによる指令から報酬までは、次のような流れで進みます。

1、指令
・アグリゲーターへ電力会社から指令を受ける
・アグリゲーターが需要家へ指令を出す

2、電力抑制
・アグリゲーターが需要家からの需要抑制量を束ねる
・アグリゲーターにより電力会社へ需要抑制量を提供

3、報酬
・アグリゲーターが電力会社から報酬を得る
・アグリゲーターから需要家へ報酬を支払う

あなたもネガワット取引に参加できる?
下げDRに活用しやすい設備

ネガワット取引に有効的に参加したいとお考えの方は、下げDRに適している設備について把握しておく方が良いでしょう。

経済産業省によると、次のような設備が下げDRに適しているとされています。

【下げDRに活用しやすい機器・設備とその特徴】
□ 空調
 数十kW以上のもの、高負荷で常用運転しているもの
□ 照明
 執務者の業務に影響を与えない共用部の照明、調光率制御がしやすいもの
□ 生産設備(電気溶解炉など)
 一定程度の生産能力があり500kW程度以上の需要制御が可能なもの
□ 自家発
 一定規模のあるもの(500kWクラス以上など)、常時は停止(又は低出力運転)をしていて、余力をディマンドリスポンスに活用できるもの
□ 蓄電池
 一定規模のあるもの(10kWクラス以上など)、非常用電源用途などで導入していて、常時運用はしていないもの
□ 蓄熱層
 100kW程度以上の蓄熱空調システムなど(下げDR発動時に必要量が貯蓄できない場合は対応できない)

上げDRで太陽光発電の普及に更なる期待!

今回は主に「下げDR」についてご説明しましたが、ディマンドリスポンスの普及で期待されているのは、下げDRだけではありません。
最近では、「上げDR」による太陽光発電設備の導入拡大にも期待する声が広がっています。

上げDRをうまく利用すれば、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーによる供給量を抑制する必要がなくなるためです。

たとえば太陽光発電の場合、ものすごく天気が良くて太陽光発電による発電量が大幅に増えたとします。

この場合、供給量が極端に増えてしまうため、従来であれば出力抑制などの対応が取られてきました。

しかし、需要を供給量に合わせるために「上げDR」を行えば需給量のバランスをとることができるため、「本来は発電できるのに制御しなければならない」という事態を回避できるようになるのです。

出力抑制の可能性がある地域での太陽光発電設備の導入件数低下が問題視されてきましたが、ディマンドリスポンスが普及することで、出力抑制への不安が解消される可能性があり、今後の導入件数拡大に更なる期待が広がっているのです。

拡大するディマンドリスポンス
御社もネガワット取引に参加しませんか

これまでのような「電力の供給量をコントロールする」という発想から、「ピーク時の需要量を減らす」という下げDRの考え方に移管してきたことで、日本でもネガワット取引が行われるようになってきました。 今後は、ディマンドリスポンスの自動化も進むと期待されています。

ネガワット取引の特徴は、1件1件の抑制規模は小さくても、様々な種類の需要家を束ねることで一定の規模にすることができるようになるということです。

電力需給量のバランス均衡に対する協力は、「報酬」という目に見える形での成果につながるため、ネガワット取引に需要家として名乗り出る企業も増え続けています。

参加件数が増えれば増えるほど、需要側のコントロールによる電力の安定性維持を図りやすくなります。
ご検討中の方は、まずはアグリゲーターへ相談してみてください。

また、当社でもエネルギーに関する様々な情報をご提供可能です。
自家発電設備や蓄電池システムを導入する方法などもご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください。


太陽光設置お任せ隊 WEB編集部
藤川ゆりえ(太陽光発電アドバイザー)

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